オタクとしての矜恃と持論
オタクと推しの関係性は宗教と似ている。
これはあくまで私の持論であり、なおかつオタク文化を一言で片付けると1番近い言い回しだと考えています。
…宗教というワードは今やセンシティブな気がするが、そこは気にしないでおこう。
前提条件として「推しはオタクにとって絶対であり崇拝する対象」という形にはなりますが、概ね成立する関係性ではないでしょうか。
崇拝対象(推し・運営とも言う)は様々なコンテンツを生み出し、オタクは崇拝対象(推し)にお金を落とす。これって雑な言い方すると説法を説かれて、なんかわからん3000万くらいする分厚い本を買わされるのと似ているのでは?ということなんですよね(だからセンシティブですよ)。
まあオタクと推し(運営)には双方に"一応"利益はあるから、センシティブなやつとは違いますがあながち間違いではないかなと思っています。
ではこれを踏まえてもっと乱暴な言葉を使おう。
オタクは都合のいい金ヅル
であると。言い方としては非常に最低であることは自覚しているし、夢もロマンもないが、概ね事実だと思う。というか何事もお金(資本金)がないと進まないってことですよね。お金を落とせば落とすほど運営は潤沢になるし、予算が増えることだって有り得る。さらにそのお金を新たなコンテンツの制作に当てることが出来る。
結局はその繰り返しだと思っています。そしてその「お金を落としている人」をファンと言うのかなと。
しかしそのファンの面を被ったアンチが居ることがSNSを通じて垣間見えることも多くなったのではと思うのです。
昔から一定数あったとは思うけど最近特に酷いなと思うのは、「推しを自分だけのモノだと思ってる人」が結構いるのかなと思っています。自分の理想を叶えてくれないからってキレてるオタクを見かける度に腹が立つ。
例えば他人の意見を盾にして別の意見を悪とみなしている人とか、「みんなが言ってる」から否定するとか、愚痴じゃないって言い張りながら愚痴ってる人とか。
SNSが発達した影響もきっとあるだろうけど、なんだかお菓子売り場で癇癪起こす子供と同じに見えることがあって。
そもそも「みんな」って具体的にどこの誰さんなのって話だし、愚痴じゃないって予防線張ってる時点で愚痴だとも思っています。
あとそもそもオタクは神様じゃないんですよ。ただの人です。自分が望むことをしてくれないとキレるのはイチャモンつけるクレーマー同じような見え方がする。
もちろん推しだって本当はただの人ですよ。便宜上神様って言ってるだけでただの人だし、推しが道徳に反する行為をするのならば苦言を呈することは悪いことでは無い思うけどね。
ただし苦言を呈することとアンチは全くの別物。
あと表現の自由とか突っ込まれたら死にそうになるから予防線張りますが、わたしはSNSに書き込むなとは言ってないですよ。ただ分別をつけられない人多いなってだけで。
ただ自分の快楽と間違っていないという湾曲した正義を振りかざして、誰かに承認を求めているだけではと思うのです。
思ったことをすぐに吐き出せてしまうTwitterは、自分の思いをスッキリさせるためだけの自慰行為なんだからさ、そのパフォーマンスを人様に見せられるかどうかを考えてってことよ。
あとはプライドを踏みにじるような行為も目立ってる気がします。魂込めて作ってるものをぶち壊すような下劣なお笑いを作るオタク本当にやめてほしい。楽しいですか?それ。お恥ずかしい話これは自戒も込みです。
有名人だから仕方がないとかそういう意見は要りません。ファンやオタクを名乗る上でのその行為は人として正解ですか? アンチ仲間を増やして得るものはなんですか?
なのでわたしからは苦しみながらオタクをするのであれば、コンテンツから距離を置くことを提案します。
○○のためだから愚痴を言うことは決してファンではありません。ただのアンチです。
お金を落とす上で純粋に楽しめなくなるのなら、そのお金はドブに捨てることだと思うのでもっとマシな使い方をした方がいいと思います。
あとファンのことをお花畑だと鼻で笑っている人は何様ですか?それはただの失礼です。
わたしは推しも未来も何もかも信じているからこそ今のオタク活動が楽しいです。…もちろん嫌なこと(文○砲)から目を避けていますが。それでもそんなことがあっても信じたいと思っているから、純粋に喜べる所謂お花畑にはもう戻れないけど信じると決めています。
逆に信じることが出来なくてお別れした推しもいます。正直今もモヤモヤしてますけど、距離を置いて改めてああ私はもう応援出来ないなと思ったので。
実体験があるからこそ、疑念を抱いている人アンチの人、推しに愚痴を言ってる人は距離を置いてください。その方がいいんですよ、精神的に。趣味が身を滅ぼすなんて最悪なことは起きて欲しくない。
わたしは"わざわざSNSでアンチを書き込む人"は大嫌いですが、趣味で病むのはしんどいことが分かっているのでお伝えしておきます。
どうかこれを見てくれている人が心安らかにオタクできることを願って。